横浜FC、執念で広島倒す/天皇杯
<天皇杯:横浜FC1−0広島>◇14日◇4回戦◇三ツ沢
横浜FCが執念で広島を倒した。前半23分、後半29分とGK菅野が1対1のピンチを止め、終盤のドラマを呼び込んだ。後半39分にDF山尾が右CKに頭から飛び込んで決勝ゴール。専用の練習場がなく、3カ所のグラウンドを転々とするなど苦労しているだけに、山尾主将は「結果を出さないとスポンサーもつかないですから」と熱かった。
勝利へ手を尽くした。広島の特長をA4サイズで9枚のプリントにまとめて選手に配布し、40分に編集したビデオも繰り返し見た。勝利給を通常の3倍に設定した。総力を結集した勝利にリトバルスキー監督は「ロッカールームは幸せな雰囲気だった」と笑った。5回戦は12日のG大阪戦。GK菅野は「勝利に浸ったのは5分だけ。次も勝ちたい」と必勝を誓った。(日刊スポーツ)


この週末にサッカー(天皇杯)を3試合観戦。水曜日の新潟vs柏も含めたら1週間で4試合。病気だなこりゃ。

ご存知の通り今年の天皇杯は大荒れ。J1チームが2日で7チームも消えるという異常事態。
J2やJFLのレベルが上がったとはいえステージ優勝も狙えた市原がJ2最下位の札幌に負けるのはいくらなんでも....。
そして日曜日の三ツ沢でも奇跡が。

横浜FCの相手はJ1のサンフィレッチェ広島。両者最近のリーグ戦では「勝ちきれない」状態。
横浜は3試合連続完封負け。一方広島も10月から1敗4分とリーグは違うがテンションはどっこい。

昨日はオレはなぜか気合が入っていた。三ツ沢についたのが試合開始1時間前。
いつものA席が自由席と思ったら2分されていた....。仕方がないからやや横浜サポータ席側のバックスタンド。
観戦仲間のMickeyとも久しぶりの観戦。

いつもなら半分疑いながら私もMickeyも横浜の試合を観戦するが何か昨日は会場の雰囲気も違った。
大きく違うのは「J1に勝てるかも?」という客の雰囲気。土曜日にJ1が苦戦しているのを皆知っている...。そして有志の応援団風の人が青い歌紙と小旗を配っていた。

「拍手だけでもいいのでお願いします。相手は格上ですけどやっつけちゃいましょう!」
いい気合です。観客席から拍手も。こんな乗りは横浜を応援してから初めて。

試合開始は13:00。前半は0−0で終わってくれればと思っていたのでちょっと引き気味かと思ったら予想外。
中盤の押し上げをかなり意識していました。ほとんど敵陣でのプレイだったのであまり危ない場面もなし。
ただいつもながらシュートで終われない横浜。それでも高い位置でボールをコントロールできたので失点する雰囲気もありません。
「こりゃいけるかも...」場内もそんな雰囲気に。

後半は何度かゴール前で危ない場面もありましたが、いつもよりはかなり少ない。
攻撃も大友が立ち上がりは悪かったがそれなりにエンジン全開。うっちーも体当たりで吹っ飛ばされても前向きでいい感じ。
臼井、ナカジは大宮戦同様に少し下がり気味であったが中盤が競り勝ったボールがサイドに出るといいタイミングでの飛び出し。
オープン攻撃がこうもうまくいくとは。いつもやってくださいよって(笑)

そして歓喜の瞬間が来た。後半39分にコーナーキックをキャプテン山尾がニアサイドに押し込んで「ゴーーーーーーーール!」
「こりゃやばいですよ。勝っちゃうよ」普段勝っていないとこんな台詞も出てしまいます(苦笑)
「いや勝ちますよ、勝ちますよ」とMickey。もう誰も彼もが興奮状態。
最後はゴール前でのFKをやっちまったりコーナーキックをやっちまったりヒヤヒヤの連続であったがついにホイッスル!

うおおおおおおおおおお!三ツ沢の歓喜。みんな万歳の連続!!

もうこれ以上形容しようがありません。

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