球界再編のお話。
このところ五輪の金メダルラッシュもあって新聞紙面もこの話題は1つか2つ。内容もそれほど進展もしていなかったのだがあるニュースに私の目が止まった。

「ライブドアからあいさつ状−広島オーナーは理解」

内容はライブ側から”正式に申請する運びとなった暁にはお力添えをお願いします”といったもの。これに対して松田オーナーは「合併成立が決まったら、同時に6球団に戻すような動きがないとおかしい。せっかく候補があるんだから」とコメント。

そして今日のニュースで、
「広島から新規参入を提起」

内容は昨日の代表者会議では広島の鈴木取締役球団本部副本部長から「パ5球団になった場合、新しい球団を入れるという考え方はありませんか?」と問題提起をしたというもの。しかし他球団は沈黙。

広島に何が起きているのだろうか??

広島はご存知「市民球団」。今回の問題でも合併を承認はしつつも球団が減ることを考えるだけでなく増やすことも考えようと提案している。
合併騒動の当初は”しばし静観”という態度で煮え切らないものがあったがこのところの報道を見ると「何が起こっているんだ?」と私には不安、いや何かするのかもという期待があるのだ。

結局ライブ側からの手紙は全球団に送られていることが昨日判明した。しかしこの件は広島に手紙が届いていることから明らかになっている。
そしてオーナーの声をそのまま受けて鈴木副本部長が発言を翌日している。何か話がよくまとまり過ぎていないか。ひょっとして?

私の頭にかすめたのは「新リーグ(独立)」である。
このまま12球団が10球団になれば近年8球団の可能性もある。
他の親会社の顔を見ながら経営している球団と違ってカープはそう安々と合併とはいかないだろう。そうなると消滅の可能性だって高い。
加えて10球団になって来年から運営するとなると収益の問題にすぐにブチ当たる。親会社の広告塔ではないので独立採算で黒字にしないと企業としてやっていけない。いままで放映権でなんとか黒字で経営しているのが来年にはもう赤字の可能性が高いのである。

しかしこの流れがこの1週間ぐらいで変わってきたのかも知れない。
来年からの経営方針で模索しているところにライブドアの手紙。
そして1試合1億円と言われていた巨人戦の低視聴率。
そしてノムさんがシダックスの社長に草薙球場を本拠地として新球団の構想をすすめているとか・・・

これらの要素を合わせると「思っていた以上に10球団になると放映権に甘えていられない。新球団の可能性は?」とカープは判断していないだろうか?

もちろん松田オーナーの発言は2リーグ維持のためのものだろう。
しかし私が経営者だったら「いまのうちに新しいコンセプトで巨人から離れた経営をしておいたほうがいいんではないだろうか?どのみちつぶされる可能性もあるんだし・・・」

カープには合併もありえない。廃業もありえない。
市民球団としてどこに向かおうとしているのだろうか。

これは私の推測に過ぎない。
もちろん新リーグとなれば選手の年俸、TV放映、なにより参加する球団・企業があるかどうかと問題山積みである。

先日のソロモンの王宮で堀江社長とプリンセステンコウさんの対談を聞いているとこの人の考えを新しいリーグで生かしてみる手はないだろうか_?と期待もしてしまうのである。

堀江さんから二宮さんラインで広島側とは何らかコネクションもあるのかも・・・。
何か今回の合併騒動とは別の流れがあるような、気が。

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