もうひとつのニューヨークに奇跡が起きた。

先日ニューヨークヤンキースの松井秀喜が今期第1号HRを”故郷”東京ドームでかっとばした。
実際に現場で彼の勝負強さには驚きましたが、またまたもうひとつの「ニューヨーク」、もうひとりの「マツイ」に驚かされました。

本日行われたターナーフィールドで行われたアトランタvsNYメッツの開幕戦で今年からNYメッツのユニフォームを着た元西武ライオンズの松井稼頭央が初打席初HRという偉業を成した。
これだけでなく実は”初球”。しかも相手は昨年の最多勝利投手のオルティス。これはかなり珍しい記録だろうと思ったら、1900年以降の大リーグ開幕戦の先頭打者で1号本塁打を記録したのは、66年ぶり史上2人目とのことだ。たぶんこれに”新人”という項目を加えたら至上初の快挙ではないでしょうか?

すばらしい!松井稼頭央!

オープン戦前に指の怪我、なんとか後半戦列に加わったものの打撃の不振。しかし日本のファンを裏切らなかった。

たぶんメッツの監督は「彼はもう決してリトルではない。うちにとって彼こそがビッグマツイだ

・・・とコメントするに間違いない(長井風)

西武時代から抜群のセンスをもっていたのである程度は活躍をすると思っていたがこんな強烈なインパクトをNYっ子に与えてしまうとはすげーヤツです本当に。

この試合では奥さんと娘さんも球場で観戦していたそうだ。いや〜今日は間違いなく世界一幸せな奥さんですな。

メッツは一昨年のオフに中村ノリを獲得しておきながらホムペ騒動で白紙撤回というイヤ〜なこともありました。その友人のマツイがメッツに入団してこんな活躍とはノリもきっと喜んでいるでしょうね。

メッツ松井については実はこの4月中に2度も見所があります。
19日からエクスポズと4連戦。そして27日からドジャース戦があります。そう、大家と野茂との対決が見れるかも知れないのです。
この日本人対決も楽しみです。

今日の松井は1打席目だけでなく2打席目は2塁打で勝ち越し、3打席目は押し出し四球。4打席目も2塁打で最後はなんと敬遠の四球。
デビュー戦四球ってのも珍しくないか?

フト、別のことが頭をよぎる。

この松井稼頭央の活躍はたぶん松井秀喜の活躍以上に日本野球界には大きな影響を与えるのではないだろうか?

きっと将来野球選手を目指しているいまの中学生や高校生は彼のような選手を目指している人が多いと思うからだ。
松井秀喜にあこがれてもなかなか体が成長段階の彼らには現実的ではない。足が速くてセンスのある子供ならイチローや松井稼を本気で目指すだろうというのが私の推論だ。

よって「メジャー流出は加速する」 これが私の結論。

もう40歳になる私にはその夢は抱けないが同じ日本人として彼の活躍は見守りたいと思う。それは同じ日本人として誇りに思うから。

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