さてプロ野球もシーズン到来。
パ・リーグは土曜日からすでに開幕。新庄も期待通り(?)の大活躍、近鉄が下馬評を覆すいいスタート、ダイエーは不安な投手陣を忘れさせるような猛打爆発、ロッテとオリックスも好調なスタート、なにより観客動員が好調なのが嬉しい。
セ・リーグも今週開幕。そしてご存知松井秀喜が所属するニューヨークヤンキースも東京ドームで開幕を迎える。

昨日と一昨日にエキシビジョンマッチが同じく東京ドームで行われた。なんと阪神タイガースがヤンキースに勝利。開幕前日とあって主力を途中で下げたが確かヤンキースは日本に来日した過去の試合を合わせても初黒星ではなかっただろうか。う〜ん、昨日のデビルの試合の読売を見ても差は歴然。今年も阪神がぶっちぎるのかも知れないな。

さて気になったのが物々しい警備体制。何でも今日からのメジャー開幕戦ではさらに数倍の警備員配置と持ち物検査が行われるとか。
私も明日第2戦を観戦予定ですがいくら早く会場にと呼びかけられても会社員には限界があります。
きっとゴミゴミして最初から見れないんだろうなぁ!プンプンプン!

こうなったのもイラク問題で日本もアメリカに協力して自衛隊を派遣してしまったからである。つまりアメリカの国技とも言える”ベースボール”に加えて人気のヤンキース&日本での開幕となればテロの恰好の標的というわけだ。

個人的には当初は自衛隊のイラク派遣は賛成であった。金だけ出して人は出さないという論理にも限界があると思ったし、北朝鮮問題を抱えている限りアメリカとの仲を悪くさせるわけにはいかないと思ったからだ。しかしここに来てフト疑問も湧いてきた。それは派遣した自衛隊に期限がないということだ。
アメリカに打診すれば「終わるまで」としか答えないだろうがそれすらも日本国民には浸透していないと思う。
派遣は与党の数の多さで決まったのであろう。そうすると自民党に1票入れた自分にも責任はあるのか・・・結果的にはそうなるのだろうがまさかこんな問題にも影響するとは思わなかった。そう考えていくと白票の人の理由もこんなところに含まれているのかと思い始めている自分。

さて話は野球に戻す。この開幕のどさくさに紛れて世間で忘れそうな問題がある。「小久保の移籍問題」。この問題が発生したときは暴動でも起きるかと思っていたがどうだろう?巨人ファンはもちろんのこと小久保自身も馴染んでいませんか?
そうはいかねーぞ、日本プロ野球。おてんとう様と私はわすれちゃーいねーぜ!

この問題も「多数決」のような気がしてならない。つまり一番ファンの多い巨人(というよりナベツネーダーの力の大きさか)を配慮して国民からのあの問題を忘れさせようといている・・・誰が?マスコミか?う〜ん、これが数の原理というか法則なのだろうか?

やはり「数の多いもの」を抱えると歪が起こり問題が発生してもうやむやになってしまうというのは自然なのかも知れない。
となると誰にもこれは妨げられないのだろうか?これでは困る。
今年間違いなく讀賣は苦戦するシーズンが予想される。そうなるとまた小久保のような問題が発生するのか?
もうコリゴリだぜ。

私は讀賣巨人軍は「しゃきっとしたりんご」や「すっぱい酢の物」より嫌いだが何も坊主にくけりゃといってこの横暴な移籍問題を非難するわけではない。
数が多いがために群集がどこかで許してしまい、正しい少数派意見も押しつぶされてしまうという風潮が怖いのである。

1票すら投じることのできないこの問題は私にはどうすることもできないのだろうか?

実は小久保問題は私がいま一番心配している”問題”の序章のような気がしている・・・それは次回また書くとしよう。

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